「園長のつぶやき202626」

2026.02.06
「帰りのジャンケン」
お帰りの時間、正門でお母さんと一緒に「さようなら」のご挨拶をして、子どもたちはそれぞれの家へ帰っていきます。
その何気ない時間に、二学期の後半頃から「ジャンケン」が加わるようになりました。
最初は年長組だけでしたが、いつの間にか年中さん、年少さんにも広がり、帰りの小さな楽しみになっています。
約束は、きちんとご挨拶をしてから一回勝負だけ。負けた子は悔しそうにしながらも、「明日は絶対に勝つ」と言って帰っていきます。その姿には、次へ向かう力が感じられます。
最近では「足ジャンケン派」も現れ、普通のジャンケンと分かれて勝負が行われています。
ある女の子は、途中から足ジャンケンを選ぶようになり、不思議なことに私は勝てなくなってしまいました。
悔しがっている私に、その子が言いました。
「先生、足のとき、最初にパーばかり出すからだよ。」
自分では気づいていませんでしたが、その子はよく見て、考え、自分なりに答えを見つけていたのです。
遊びの中で子どもたちは、観察し、考え、試し、次に生かすことを自然に繰り返しています。こうした経験の一つひとつが、目には見えにくいけれど、確かに子どもたちの中に根を張っていきます。
大きな学びは、特別な時間だけにあるのではなく、こうした何気ない毎日の中で育っているのだと、帰りのジャンケンが教えてくれています。

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