園長あいさつ
東京カテドラル聖マリア大聖堂は、いつも静かに、そしてあたたかく、聖園幼稚園の子どもたちを見守ってくださっています。
大聖堂前に立つ「ルルドの聖母」は、1911年に作られ、長い年月の中で多くの人々の祈りに寄り添ってきました。
聖園幼稚園は、学校教育法第1条に定められた教育機関として、カトリック東京大司教区が設置する幼稚園です。
神さまから与えられたかけがえのない「いのち」を大切にし、すべての人が神さまに愛されている存在であることを、日々の生活の中で子どもたちと共に感じながら過ごしています。
一人ひとりが持って生まれた光を大切にし、その子らしい花を、その子の歩みで咲かせていく、それが私たちの変わらぬ願いです。
神さまに見守られながら過ごす毎日の中で、子どもたちは遊びや生活を通して感じ、考え、ときには立ち止まりながら、少しずつ自分の足で歩き出す力を身につけていきます。
その小さな一歩一歩が、やがて大きな成長へとつながっていきます。
私たちは、その歩みを信じ、そっと寄り添いながら、「生きる力」と「人を思いやる心」が子どもたちの心の中に根づいていくよう、日々大切に関わっています。
保育の中で何より大切にしているのは、「教える」ことよりも、「共に気づき、共に喜ぶ」ことです。
子どもたちが自分の中で「わかった」と感じたときの、あの誇らしげな表情に立ち会えることは、私たちにとって何よりの喜びです。
その一瞬一瞬が、学びと喜びの種となり、心の中にそっと芽生えていくと信じています。
これからの時代を生きる子どもたちは、答えのない世界を歩んでいきます。
だからこそ聖園幼稚園では、「人とつながる力」「感じ合う力」「自分を信じる勇気」を大切に育んでいきたいと願っています。
未来がまだ見えなくても、神さまの恵みの中でしっかりと根を張り、嵐に揺れながらも、しなやかに立ち続けられるように。
子どもたちの心に、消えることのない希望の灯りをともしていきたいと考えています。
子どもたちが、この園でたくさんの愛に包まれ、やがてそれぞれの歩みで世界へと羽ばたいていけますように。
どうぞ一度、園に流れる穏やかな時間と、子どもたちのあたたかな笑顔を感じにいらしてください。
その笑顔が、きっと未来への希望を感じさせてくれることでしょう。
園長 太田和代
