かみさまのおはなし(1/31)
今日の宗話は、沢山の人をおいしいおいしいシチューでもてなしたアーモ(おばあちゃん)の物語をきっかけに、「分かち合うことの喜び」について、神父様からお話を聞きました。
絵本『ありがとう、アーモ!』(鈴木出版)
...アーモ(おばあちゃん)が作っている、夕ごはんのシチューのにおいがあたりに漂うと、トントントンとドアをたたく音。やってきたのは男の子。続いて、おまわりさん、ホットドック屋さん、運転手さん、お医者さん...と、次々と近所の人たちがやってきました。アーモは誰かが訪ねて来るたびにシチューをふるまいます。みんなにシチューをふるまったアーモのお鍋は、夕ごはんの時には空っぽに。でも、その後にはうれしいサプライズが待っていました...
「アーモは、どうして自分のシチューを分けてあげたのかな?」
「分けてあげた時、アーモはどんな気持ちだったかな?」
「シチューを分けてもらった人は、どんな気持ちだったかな?」
物語を聞いた後、みんなでアーモやアーモのところにやってきた人の気持ちを考えてみました。
聖書にはこのように書かれています。
「与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。(ルカによる福音書6章38節)」
自分の手に握りしめているものを手放すことは、人を輝かせる大切な要素の一つではないでしょうか。自分の手に握りしめているものを手放したときに、得るものは何でしょう...