卒園式

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東京カテドラル聖マリア大聖堂にて第74回卒園式が行われ、保護者や在園児みんなが見守る中、19名の子どもたちが聖園幼稚園から巣立っていきました。
これからの歩みが祝福されますように♰

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卒園式の日、卒園する子どもたちがお花を1本ずつ持ってきて献花として神さまにお捧げしています。チューリップ・バラ・ガーベラ・カーネーション・アリストロメリア...いろとりどりのお花。さっそく、教会の受付に飾って頂きました。

2022年度 学校評価について

2022年度 学校関評価について
2022年度の教育活動について、教員による⾃⼰評価と保護者アンケート結果をもとに、22年度の振り返りを⾏いました。
・教員8名による⾃⼰評価 22年12⽉
・保護者対象の教育活動等に関するアンケート 23年1⽉
・学校関係者評価 23年2⽉28⽇ 保護者代表3名 幼稚園関係者2名
・保護者会で結果報告 23年3⽉9⽇
・結果公表 23年3⽉15⽇:幼稚園H P

○⾃⼰評価について
・⼤きく括ると6分野です。評価項⽬の10項⽬(⼩項⽬を含めると49項⽬)について、園としての重点項⽬※1、それをもとにした個⼈の重点項⽬を踏まえての⾃⼰評価を⾏いました。
⒈ 幼稚園教育の基本⽅針と組織運営
⒉ 保育内容の確認・実務の確認(全体と個⼈)
⒊ 研修と研究
⒋ 保護者との関係
⒌ 幼稚園機能の拡⼤
⒍ 安全⾯(点検・諸法規の遵守・リスク対応)
・4段階の評価とし、よくできたと振り返るか、できていないと振り返ることになるのかが明確になるようにしました。「どちらとも⾔えない」という段階を設定していません。

○⾃⼰評価総括
・4段階の回答率の⾼さは、ほぼできている>あまりできていない>よくできている>全くできていない、となっている
・全体的な傾向としてはほぼできているという回答になっている。この「ほぼできている」という捉え⽅について、より明確に確認しておく必要がある。
・保育内容に関する項⽬は、「ほぼできている」回答と「あまりできていない」という回答が拮抗している。「⼗分に満たしているとは⾔えないが現状で満⾜している」ということか、「現状も頑張っているがまだ改善の余地があり、それが⾒えている」ということか掘り下げたい。
・⼦供の成⻑の話題や、保育の進め⽅についての話し合い、⽇々の記録をまとめていくことなどは、⽇常的に⾏われており、⼦供たちの情報は詳しく共有されている。
・保護者の信頼に関する項⽬は、複数の⽅法による情報提供や、年間6回の⼦供の育ちを伝える情報提供をおこなっているので、できている/ほぼできている回答が8割である。
・オンラインの研修は取り組んできたが、保育内容の専⾨性を⾼める研修についてはまだ不⾜している。
・地域との交流、⼩学校との連携等については現状できていない。

※1. 22年度重点⽬標
⒈重点項⽬
⽬標項⽬(重 点 施 策)
○遊びの充実(学ぶ⼒)
・⾃発的な遊びを援助し、その⼦を取り巻く集団の様々な成⻑を促す
・熱中し、集中し、こだわって遊び込む経験ができるようにする
○⽣活⼒の充実
・⼀⼈でできること、みんなでできることを成⻑の時期ごとに明らかにし、共通の視点で指導にあたる。
・みんなのために「良いこと」を⾏う機会を増やし、取り組ませる。
○教育⼒の充実
・⼦供の成⻑の⾒取りを可視化する⽅法を模索する。
・遊びの発展の⽅策について研修する。
○教育環境整備
・保育室環境の整備を、使⽤頻度の観点から進める。
・公的基準に則った安⼼・安全の点検を進める。
・個⼈に還元する教材等を精選し、教育活動そのものを⾼める教材を増やす。
・園舎・園庭の改造のための情報収集に努める。

※⾃⼰評価の詳細は資料1

○保護者アンケートから
92%の回答を得ました。アンケート項⽬21項⽬です。⼤きく括ると以下になります。
・聖園幼稚園の教育理念・運営に関わる項⽬
・教育活動の内容や指導⼒に関わる項⽬
・教育活動の情報提供に関わる項⽬
・⾃由記述

○保護者アンケート結果より
5段階(強く思う>ややそう思う>どちらとも⾔えない>あまり思わない>全く思わない)の評価です。
教育活動への⽀持、満⾜度が⾼いと考えるポジティブなレベルを85%以上と考えました。⼀⽅、⽀持を得られていない、満⾜度が低いネガティブなレベルについては、次年度の改善課題として取り組みます。
・教育理念や教育内容に関わる8項⽬は全て85%を越える良い評価を得ている。
・教育運営に関する8項⽬は、「どちらとも⾔えない」回答が1〜2割程度ある。
・施設⾯や安全⾯に関するネガティブなレベル項⽬が1つあり、来年度の課題である。
・教育活動の情報提供に関する4項⽬中3項⽬で、ポジティブなレベルに到達しておらず改善点である。
・⾃由記述には、情報提供のあり⽅、放課後の活動の設定、学校⾏事への⼯夫に関する意⾒があった。
・自由記述には、英語教育の継続、放課後教室の設定について意見があった。

※保護者アンケートの詳細は資料2

○学校関係者評価
保護者代表、教会関係者に、教員による⾃⼰評価結果とその振り返り、保護者アンケート結果とその振り返りを説明しました。質疑応答やご意⾒をいただき、⾃⼰評価についてご理解をいただきました。以下、関係者評価会の概要です。
・⾃⼰評価の結果を受けての総括は納得できる。
・コロナ禍ということで、園側も保護者側も感染状況に⼤きく左右されてきたので、「もっと〜だったら」という思いも、保護者アンケートの結果に表れていると思う。
・我が⼦の成⻑の様⼦を直接⽬にする機会が少なかったので、何か⼯夫の余地もあったかと思う。
・園からの情報提供はいくつかの⼿段で⾏われており、その頻度も順当であった。⼀⽅で、提供される情報が更新されていくチャンネルが統⼀されていなかった。
・教育内容を外部(これから⼊園を考えている⼈)に、もっとしっかりアピールしていく必要がある。
・⾃由記述で多く上がっていた放課後の⾊々な教室については、来年度実施が可能ならば設定していくのが良いのではないか。
・自由記述では、年中・年長の子たちが英語の先生に親しみ、その活動を楽しみしている記述があった。年少にも、方法を工夫しながら波及していくことを考えても良いのではないか。

○今後の取り組み
・⼦供⼀⼈ひとりに寄り添った丁寧な保育、適切な援助、活動を促す環境設定など、より⼀層⼯夫、改善、努⼒をします。
・⼦ども⼀⼈ひとりの成⻑の様⼦を、タイミングよく効果的に情報提供する⽅策を⼯夫します。ドキュメンテーションの導⼊をその⼀つとして、試⾏します。
・教職員が⼀つのチームとして、それぞれの持ち味、⼒を発揮できるように具体的な重点⽬標を設定し、実践します。
・英語活動が2年目となる年長とスタート学年の年中の活動内容の連続性・継続性を図ります。
・放課後の体操教室の設定を進めます。

おもちゃ洗い

学期末恒例の光景、おもちゃ洗いの様子です。
今回は3学期末なので、おもちゃ洗いの仕事を次の学年に引き継ぐために、年長組と年中組の子どもたちが一緒に行いました。
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ただ水に潜らせるだけではなく手で良く擦って汚れを落とすことや、おもちゃに(ありがとう)という気持ちで洗うこと...などを教えてもらいました。
教える側も教えられる側も、みんな一生懸命でした。
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4月から一番大きい組になる年中組の子どもたちの顔が、いつもより誇らし気に見えました。頼もしい限りです。

令和4年度英語活動について

令和4年度 英語活動について
○英語活動のねらい
・2つ以上の言語が生活上必要な環境が近い将来にやってくることを踏まえ、この時期の子供たちの特徴である、繰り返し反復する、知っていることを知っている相手に使ってみる(話しかけてみる)ことができる場面を設定し、英語になれる・英語を話す人になれることを目標としたい。
・Basic Interpersonal communication Skillsを目指す活動を進める。
・幼児の英語教育で実践が豊富であるECCにレッスンを委託する。
・英語活動については、幼稚園とECC側とで相談しながら進めていく。

○英語活動内容について
・英語を教えこむレッスン形式(授業的)ではなく、英語を話す人が身近にいて、働きかけられたり働きかけたりする英語に親しむ環境にする。
・生活の中で、「英語でなんというの?」という必然性が生まれたときに、反応してくれる英語の先生がいて必要なレスポンスがしてもらえる環境が良い。
・その曜日のその時間は「英語の先生が自分のクラスにいてくれる枠」と考え、担任が主として活動を進め、英語の先生に加わってもらう場合と担任の協力のもと英語のレッスンを行う場面とを考える。
・ECCのカリキュラムに、聖園のオリジナルの内容をアレンジしてもらいたい。例えば、聖歌やお祈り(英語圏の誰でも知っている)など。
・1学期は20分程度から徐々に時間(内容)を多くする
・2学期(18回のうち半分を終えたあたり)から40分のレッスンも導入する。

○活動計画
英語レッスン案について.pdf

○取り組みと成果
・計画した18回のレッスン回数が確保できた。
・金曜日に子供を迎える時間帯から英語の先生が正門に立ち挨拶・言葉かけを行った。なれるに従って、子供たちからの反応も増え、保護者からの反応も増えた。英語に興味を持っている様子が伺えた。
・基本の挨拶等のフレーズを繰り返し行うことで、「この人にはこの挨拶」が定着していった。
・担当の英語教師にとても親しんでおり、その教師の存在が英語活動にとても重要であった。コロナ等でレッスンが組めなかったり担当教師の体調不良等で期間が空いたりすると、子供たちや保護者からも心配する声が寄せられるほどであった。
・前半20分程度からスタートし、徐々に内容と時間を伸ばしていったが、子供たちの活動による必然でもあった。
・歌やゲームも喜んで取り組み、子供たちだけでも歌っていたりゲームが始まったりする機会があった。

○来年度への課題
・来年度年長になる子供たちは2年目の英語の時間を体験していくので、連続性を重視し段階的レッスンが組めるよう計画する。
・英語教師に年少クラスへの関わりについて、どのようなあり方が良いか検討する。

かみさまのおはなし(3/14)

聖園幼稚園は、『光のこども 素直なこども 誰とでも仲良くできるこども』という教育目標を掲げて保育を行っています。今日の宗話は、この「光のこども」についてのお話でした。
はじめに「光のこどもって、どんな人でしょう?」と子どもたちに問いかけると、こんな声が返ってきました。「明るくて優しい人。」「心のなかに光がある人。」「朝の光をうけている人。」...どれも素敵な応えで、感心してしまいます。

そして、神父さまは今日のお話の中で、生まれた全てのものの命の尊さについて触れられ、
「光のこども」は、自分と同じようにお友だちを大切にします。
「光のこども」は、困っている人を見たら助けます。
「光のこども」は、悲しいことがあっても心の中は平和です。
「光のこども」は、瞳をキラキラと輝かせます。
と説いてくださいました。聞きながら、この一年の園生活のいろいろな場面、出来事、表情が思い巡り、子どもたちは着実に「光のこども」として歩んでいることを思いました。
時折、自分は「光のこども」として歩んでいるかしら?と立ち返ってみたいですね。
みんな一緒に、ますます「光のこども」となっていきましょう♰

今日の宗話で読んでいただいた絵本をご紹介します。
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『ちいさな あなたへ』アスリン・マギー作/主婦の友社

ドッジボール大会

今日は年長組のドッジボール大会。対戦相手は...お母さま方!
子どもたちは「ぜったい勝つぞ~!」と気合たっぷりで登園してきました。

約束の時間になったので会場へ行くと、お母さま方はストレッチなどの準備体操をされていて...。こちらもまた気合たっぷりの雰囲気。
ピィィィィ~っという笛の合図とともに、試合が始まりました!
白熱の試合...お母さま方も本気で挑まれるので、一回戦・二回戦と子どもたちは負けてしまいました。そこで少しだけ配慮して、大人は利き手ではない手でボールを投げるというルールをもって三回戦となりました。
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結果は?
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三回戦は子どもたちの勝ち!
トータルでは、二対一でお母さま方の勝利となりましたが、最期の三回目の勝負で勝つことが出来たので、満足気な子どもたちでした。終わりには気持ちよく「ありがとうございました!」とご挨拶。
お母さま方、ご協力ありがとうございました。

ジャングルめいろ②(年中組)

ジャングルめいろに長蛇の列!
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年少組、年長組、今日は降園時間に保護者の方もお招きして、みんなでジャングル迷路を楽しみました。

ジャングルで動物たちが踊っていますね♪
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迷路が終わると、休憩コーナーでジュースの御馳走。
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年少組のお友だちが迷子にならないように、一緒に迷路を進みながら案内をする子もいました。
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お母さんたちが迷子にならないように、しっかりサポート。
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お客さんに喜んでもらうため、自分の持ち場をしっかりと守る子どもたちでした。

夢中になって作り、遊び込み、次にはそれを周りの人たちと分かち合う。このような遊びの一つ一つが、子どもたちの心を育んでいきます。遊びの経験の積み重ねが生きる力となっていきます。

ジャングルめいろ①(年中組)

始まりは、新聞紙の棒作りから。
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沢山の棒を集めて繋げて、吊るすとこんな感じ。
ぶら下がっていると、下から眺めたくなりますね。
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さて、ここからどうしましょう...⁈
2学期に色塗りした段ボールを壁面にして、迷路を作るのはどうでしょう?...と提案してみました。
「いいね~!」
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(↓11/8絵の具ぬたくり遊び)
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そして、みんなで力を合わせて迷路づくりが始まりました。
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2月下旬から、みんなで力を合わせて作り上げた、ジャングルめいろ。
完成したようですね!
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自分たちで作りあげた遊びの場の楽しさは格別!何度も行ったり来たりしながら楽しみました。
クラスのみんなでしっかり遊び込んで、今度はお客さんを招く準備です。(ジャングルめいろ②へ続く...)

こまリンピック⁈

季節が少しさかのぼりますが、12月に幼稚園を訪ねて下さったサンタクロースさんからのクリスマスプレゼントで、子どもたちはコマを頂きました。
年が明けると、みんな自分のコマを幼稚園に持ってきて、自由な遊びの時間などにコマ回しを楽しんできました。
特に年長組さんは熱心に練習している様子もあったので、励みになるように...と、「コマ回し大会をしよう!」と先生から提案。すると、子どもたちは「コマ回し大会?」「こまリンピックだね~!」「練習しないと~‼」と言いながら大興奮。ますます気持ちが高まっていきました。

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今日は「こまリンピック」の日。
朝、登園して身支度を済ませると自然と練習が始まり、気付くとクラスの皆が練習していました。みんな意気揚々としています。
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さて、本番‼
(...さぁ始めようという時になって、「あっ、待って!トイレ‼」と言ってトイレに駆け込む子も。みんな本気、本気すぎて緊張したのでしょうか。)
「スリ~、トゥ~、ワン!」
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いつもの掛け声と共に、こまが回りました。結果は⁈
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長く回せるようにお互いにコツを教え合う姿がありました。初めてコマが回ったとき一緒に喜んでくれる友達がいました。本番、上手く回せなくて涙を呑む子がいました。メダルを得た友達に駆け寄って「おめでとう~!」と声を掛ける姿がありました。
...色々なドラマがありました。
年長組の子どもたちは、来週末に卒園式をむかえます。

残りの日々も、豊かに過ごしたいですね。

お別れ会

幼稚園では、異年齢の友だちと関わりながら一緒に育ち合うことを大切に考え、縦割り活動の時間を設けています。
年長組の子どもたちは、縦割り活動で自分のペアになった小さな友だちを、幼稚園の弟&妹のように可愛がり、一年間を一緒に過ごしてきました。
今日は、もうすぐ卒園する年長組さんと楽しいひとときを過ごせるように...と、年中組と年少組の子どもたちが準備をして、幼稚園のみんなで「お別れ会」をしました。
朝のお祈りをしてからフォークダンスで体を動かし、じゃんけん列車・花いちもんめ・ドンじゃんけんなどのゲーム遊びを楽しみました。
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そして、こっそり作っていたプレゼントを渡しました。
プレゼントの準備が整うまで目を閉じて待つ年長組さん。
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「どうぞ。」「一緒に遊んでくれてありがとう。」「いろいろ教えてくれてありがとう。」という温かい言葉と共に、手作りのネックレスを首にかけてもらったり、ふわふわのお花を手渡してもらったり...。
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な~んとなく予想はしていたけれど、幼稚園のかわいい弟たち&妹たちから、心の込もったプレゼントを頂いて、笑顔でいっぱいの年長組さんでした。
「お別れ会」と聞くと少し寂しいけれど、もうすぐそれぞれに新しい季節を迎える...と思うと期待に胸が膨らみます。今日、みんなで分かち合った温かい気持ちが、新しい季節の新しい歩みの糧となりますように。